2015年1月31日土曜日

東京で見る雪と私と。

さて、昨日はこの冬初めての雪が、東京で降りました。

私の自宅の前には、朝、地面を真っ白に覆うほどの雪がありました。
マンションの管理会社から派遣された清掃当番のおっちゃんが雪かきに精を出しておられました。

隣に建つ、築25年ほどのワンルームマンションの前でも、当番のおばちゃんが、水切りワイパーを使ってエントランス前の除雪作業に勤しんでいらっしゃいました。

分譲マンションは、運営費が高いかわりに、入居者にとっては、このように人の手が行き届いている分、安全で安心な住居になっています。

これが、一棟物の賃貸マンション、アパートになると、雪の日だからと除雪に来てくれることはまずありませんから、外階段の建物になると階段が凍って上がれない降りれないというトラブルが起こりやすくなります。

私もアパート住民だった頃は実際に、階段から滑り落ちそうになって肝を冷やすといった事がありました。飲み会帰りで酔っ払っていれば、この世にいなかったかもしれません。。。

私のように、働くことで精一杯の独り者には、都会に潜む危険から身を守る手段として、住居選びは非常に重要なので、あります。

不動産投資といっても、実態は大家業ですから、入居者の安全面も含めて、建物を維持管理する事も求められます。

そういう目線でも、物件を見ておかないと不動産管理業者としては、一人前とは言えないのであります。

また、緊急時の消防設備にも色々あり、中古だとメンテナンスされてない物件も多々あるので、法令遵守はもちろん、設備の不具合や避難経路が確保出来ているかどうかも事前に確認するか、交換コストを見積もるかしておかないと結局は、予期せぬコストの負担で破綻ということになるやもしれません。


そんな事まで考えると、不動産売買に係わる調査の分野も知れば知るほど奥が深い世界です、、、。

と、そんな事をマンションの前の歩道に積もった雪の上にお尻をつきながら、突然足を滑べらせた私を見て驚愕の悲鳴をあげている管理人のおばちゃんの顔を見つめながら、この日の仕事がコケる前兆かと憂う自分を思い出しながら、職場に向かう電車の中、濡れたズボンを気にしたときに、思いつきました。

投資利回りばかり気にする無機質な業務の日々には、住居を提供する不動産管理者の使命を内省する、丁度よい天候だったとさ。

今日の不動産営業の教訓

お住まいの安全面を置いて、利回りばかりを、推すまい。

なんつって!


●わたなべ日報● 発行人:渡辺章好 
※本ブログは、私の体験を元にしたフィクションです。
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