2015年3月24日火曜日

賃貸募集にレインズは必要ない。

先日、私のコンサルチームのリーシングコンサルのE田君が、自分が担当している管理物件の現地で、賃貸募集の準備をあれこれしていた時の話です。

隣地に建つ、他オーナー所有で、かつ他社が管理するアパートも募集に出ていたようで、たまたま、ア●マンショップの仲介営業に連れられて、内見者がやって来ました。

E田君は、その内見しに来た方を、自分の物件の方へ呼び込み、あの手この手で営業(誘導ともいう、、、)して賃貸契約まで持ち込んでしまいました。

さらには、それをきっかけにア●マンショップの仲介営業マンとも打ち解けて、その後、他の募集中の部屋にも、積極的に客付けしてもらっていました。

ひとたび、その気になれば、他社の物件の内見者も奪うし、レインズやポータルサイトに掲載しなくても客付けできる「荒業」もとい「技術」を持っているE田君です。
誰でもできるわけではないので、会社のサービスとしてのご提供は、難しいですが、、、。
<仕事人は背中で語るのです>
もちろん、こういった事は、言うは易し、行うは難しですので、業者さんの見つけたお客さんに、声を掛けるのはトラブルの元にもなりかねません。だからといって、客付業者さんに対して何か報酬を渡したかというと通常の仲介手数料分だけあります。

管理会社のスタイルも色々あって、賃貸募集時に、自腹を切る業者というのは、希少です。基本的には物件のオーナーが費用負担を強いられます。よくある提案はAD(広告料)を出す事です。広告料とは言いますが、その内容を簡単に説明すると、『成約時の手数料を余分に客付け業者に報酬を払ってください。』という事です。

人間も会社もお金には一番正直なのであります。

しかしながら、さきのような事もできないと、大家さんから業者としての客付け能力を疑われてしまいますので、不動産業界、賃貸マーケットも過酷な競争化にある中で、管理会社も生き残っていけないのであります。オーナーへの提案が「家賃下げろ。AD出せ。」だけだと、他社に管理も乗り換えられてしまいます。

自分の販売した物件だけでも、他社に乗り換えられないようにしたいところです。

携帯電話のキャリアの乗り換え競争も激しいですが、他業界見て我が業界みろという事ですね。

ここだけの話、プライベートの方は、「他者に乗り換えられている」記録更新中のみ私です!
プライベートも充実できるように、チームコンサル運営、がんばります!


●わたなべ日報● 発行人:渡辺章好 
※本ブログは、私の体験を元にしたフィクションです。
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