昨日の東京は、朝から雨がシトシト降ってましたね。
出かけようと思い、身支度して玄関で気付きました。
か、傘がない!一本もない!
結局、まさかの自宅で雨宿りです。トホホ。
夢と現実の深き狭間です。 |
愛の為に、コツコツ投資し続けた不動産を手放すという女性クライアント。しかし!手放すにも、多大な損失が確定している!どうする渡辺?
●第3話●
とにかく、やりますと言ってはみたものの、私は当時、マンションデベロッパーの売買営業。自社が売主の立場です。中古マンションの売却媒介の経験は全くありませんでした。
※デベロッパーとは・・・開発業者。土地の仕入れから建設まで、主に自社で行う企業をいう。
とりあえず、当時の会社も宅建業者ですので、当然できるものだろうと鬼教官に相談しました。
なべ「教官、私のお客さんがマンションを売却したいそうなのですが、うちで取扱いできますでしょうか。」
教官「あぁ、300万利益がでるならやってもええで。」
なべ「さ、300万ですか。あ、あの、仲介ですから、法定上限は3%+6万円かと思いますので、いくら何でもそれはそこまでは、売り上げになりません。」
教官「それやったら、やらんでええ。お前の時間は会社の時間や。お客さんには、仲介業者に行ってもらえ。」
なべ「わかりました。ただ、お客さんには、先日、物件買って頂いた際に私が全部面倒見ますと言いましたので、何とかできないでしょうか。」
教官「ん?そうか。だったら、会社の時間以外でお前が仲介業者まわるしかないな。」
なべ「そうですね。わかりました。」
教官「あぁ、300万利益がでるならやってもええで。」
なべ「さ、300万ですか。あ、あの、仲介ですから、法定上限は3%+6万円かと思いますので、いくら何でもそれはそこまでは、売り上げになりません。」
教官「それやったら、やらんでええ。お前の時間は会社の時間や。お客さんには、仲介業者に行ってもらえ。」
なべ「わかりました。ただ、お客さんには、先日、物件買って頂いた際に私が全部面倒見ますと言いましたので、何とかできないでしょうか。」
教官「ん?そうか。だったら、会社の時間以外でお前が仲介業者まわるしかないな。」
なべ「そうですね。わかりました。」
そういう訳で、ありがたい助言も頂き、そこからスムーズに親展するかというとそうはいかず。実際の所、特に付き合いのある仲介業者もおらず、、、とりあえずは、インターネットの大手ポータルサイトから、簡易査定をしてもらう事にしました。
登録されている数社から、返事をもらい査定内容を見てみると、多少価格にばらつきがあります。
なべ「これって結局、根拠もそこそこに高い査定価格を提示して、依頼をもらおうっていう業者もいるだろうなぁ。」
ブツブツ独り言も言いつつ、不動産業界人として、アレコレ向こうの出方の裏を読もうと頭が働きます。
そこから、査定額の平均を出し、現在のローン残債の確認。
借入は、ジャックス、スルガ、みずほ、と分かれており、クライアントからもらった返済予定表をもとに、エクセルに落とし込み、その差額と売買経費(仲介手数料、繰上返済手数料、移転登記費用等)を足し、実際の持ち出し額を計算しました。
5戸の持ち出し合計額、、、1,500万!!
・・・もぅ驚愕しました。
それは、中古市場価格の現実に初めて向き合った瞬間です。意識が現実を遠ざけていくのを感じました。
なべ「さて、どう報告していいものか。」
つづく。。。
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判定をお願いします!!
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●わたなべ日報● 発行人:渡辺章好
※このブログ内は、私の体験を元にしたフィクションです。
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