前職時代、リーマンショックに見まわれ、一夜にして不動産の売買市況がひっくり返ってしまいました。
同業者が倒産する中、マンションデベロッパーの社員だった私は、会社の在庫物件の販売に勤しんでおりました。
同業者が倒産する中、マンションデベロッパーの社員だった私は、会社の在庫物件の販売に勤しんでおりました。
ファミリータイプの物件の販売は、チラシ撒きが有効だということで、新卒社員を引き連れて、写真にも写っている神楽坂下の交差点で、街頭で道行く人にビラを手渡しました。
会社から、持たされた千枚のチラシを2時間ほどで配って帰社するミッションですから、なかなか大変な作業です。
その時の物件は、40平米の新築ファミリータイプですから、配る客層も第一印象から判別して、手渡します。
この時、私は、開始早々に数メートル離れたところから、新卒社員のチラシ配りの様子をしばらくの間、伺っておりました。
当然、受け取ってくれない方が、ほとんどです。
2時間ですから、120分、1000枚を割ると、1分間に8枚以上配らないといけません。
人数は、私含めて4人です。それでも、2枚を1分間に配る計算です。
せめてティッシュでもついていればいいのですが、当時の会社も経費削減で、おまけは付いていませんでした。
このままでは、時間内に配りきれません。平均3分に1枚という状況でした。
私は、その状況を打破する為に通行人の方の雰囲気などから、チラシを受け取ってもらう為の、キーワードを弾き出します。
一休さん的な感覚でしょうか、チーンと閃くのであります。
そのキーワードを新卒社員に伝え、一言添えながら声を掛けると、通行人の方も笑顔で受け取ってくれる確率が6倍ほどに上がりました。
無事にミッション完了しました。
そのキーワードを新卒社員に伝え、一言添えながら声を掛けると、通行人の方も笑顔で受け取ってくれる確率が6倍ほどに上がりました。
無事にミッション完了しました。
私もこの時が、指揮をとって仕事をする喜びや達成感を感じたきっかけかもしれません。現在のコンサルチーム結成につながっているのだと思います。
えっ!?どんな言葉を閃いたのかですか?
それは、内緒です。
かんじただけに!
なんつって!
●わたなべ日報● 発行人:渡辺章好
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