2015年3月18日水曜日

不動産業界の若者と夢に。

さて、先日、私のスマホのLINEアプリにメッセージの着信がありました。

相手は、後輩君からです。

「わたなべさん、お疲れ様です。」と、一言。

なんでしょう、、、。
その昔、10万円を貸してほしいと、知り合って2週間くらいで頼んできた同僚も、ショートメールでの連絡でしたから、緊張が走りました。

あの時は、「親兄弟、親しい人に頼んでくれ。」と返すと、「既にめいいっぱい借りていて、これ以上借りられないから頼んでいる。」と堂々と返信されました。

それで、誰が「じゃあ貸します。」となるかーい!そんなお人好しに見えるんかーい!と思いながら、『自分も、同僚として力になりたいのは、やまやまだが、お金が貸せるほど、どんなに余裕がないか』、日々の暮らしぶりを事細かに文章にして返信し、納得して諦めてもらったことを思い出しました。

時には、諦めて貰うことも肝心なのであります。

ショートメールサービスやメッセンジャーの普及で、些細な事でも多少の敷居は乗り越えて色々な人に相談できる時代になりましたね。

一人で悩んだり、調べたりするから、成長できる事もあれば、一人で悩んで挫ける前に他人の援助で救われる部分もあり、人生の選択肢は様々なのであります。

そう考えると、より自由で限りない可能性の中を生きられるから楽しいとも言えますね。


そして、肝心の後輩君の連絡の内容は、キャリアについての相談でした。

・将来、一棟物件(高額な物件)の売買仲介をしたい。
・自分で不動産投資もしたい。
・年収1,000万以上欲しい。
・不動産について詳しくなりたい。
・社会からも認められたい。
・不動産オーナーから頼られる存在になりたい。

いや〜、なるほど、なるほど。
不動産業に飛び込んで、将来を夢見る青年のごく一般的な希望が並んでいます。
みんな、同じような事を始めに夢見て、この業界に参入してきます。

先ほどの借金同僚のように諦めてもらっては、美味しいラーメンの後味です。
つまり、残、コクってなわけです。

もちろん、全てを実現するには、時間もかかるし、それ相応の努力も必要でしょうけど、過半数なら未経験でも3年くらいの期間で実現できます。つまり、早ければ20代で叶ってしまうということです。

しかし、不動産業の怖いところは、ここからです。
とにかく、個人差はありますが、大きな成果を早い期間で上げられてしまうので、つい成功に近づいた気になってしまうのであります。

早熟してしまうと、成果が継続できなくて自信をなくしてしまう、そんな理由で、業界を去っていく人も少なくありません。

私としては、良い面も悪い面も含めて、この業界の仕事が好きになれる事が、一番重要なのかと思います。

あとは、スポーツと同じで、良い教本やコーチについて、練習をつみ、基礎を固めて、自分の強みを活かし伸ばして、結果を出して行ければ、将来も開けてくるのではないかなと思う次第です。

私も、ここ最近は、教えることが多いので、教わる機会も増やしていこうと模索中です。
また、教える中に、気付きがあって、教わる事も多々あります。

そういう意味でも、求めずとも人に相談されるようになってからが、本当のスタートかもしれませんね。

頑張ります!


●わたなべ日報● 発行人:渡辺章好 
※本ブログは、私の体験を元にしたフィクションです。
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