ある日、クライアントが電話口の向こうで熱いお言葉をかけてくださいました。
闘いだなんだというと物騒な話に聞こえますが、クライアントからのある要望に、私の反応が及び腰になっていると感じ取られたようです。
その要望というのも、新しく購入したアパートの建物・賃貸管理について、複数社の中からより良いサービスを選びたいとのこと。
オーナーの立場としては、当然の検討事由かもしれません。
但し、条件として、競合他社とクライアントの目の前でプレゼンをして欲しいとのことです。
この要望は、はじめてのケースです。
同時に目の前で競わせるわけですから、各社の通常サービス+αを期待されているのかもしれません。
聞けば、財閥系とベンチャー企業、2社が、既にエントリーしているようです。
競争と聞くと私も、元来負けず嫌いですので、闘争心に火がついてくるところですが、今回の案件は、どうしてもお断りすることにしました。
なぜなら、今日の明日に銀座のオフィスから2時間近く離れた指定場所まで行くというご要望が、そもそもハードルが高すぎました。予定がつきません。
「すみません、今日の明日では、予定がつきません。別の日でしたら、、、。」
『だから、そこを何とかするところから闘って下さいよ。』
「いやぁ、仮にプレゼンしあってもアパート6室に出来ることと言えば、さすがに限度がありますので、ただの泥試合になりますよ。。。」
そもそも、他社に対して劣勢になった時のプラスαの提案材料が会社のサービス上ない状況です。
これまでに、私の説明差し上げた管理内容で満足頂けないというところで、さらに何を足せばいいのやら、どうしたものかというところ。
それでも、競合他社も多く存在する業界ですから、他社に管理を引き抜かれない対策や、他社から管理を移して頂ける魅力あるサービスも作っていかないといけません。
なんだかたんだと、似たり寄ったりのサービスの中で、不動産投資家の方はキャッシュフローの最大化に興味が向いている事と感じます。
今回のクライアントの要望には、お応え出来ませんでしたが、今後の課題も見えてきました。
「闘わずして勝つ!」
それでは、お後がよろしいようで。
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●わたなべ日報● 発行人:渡辺章好
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