ある日の夜の事だった。
「そうですか。良かったですね。」
と、ごく普通の知り合い同士の会話であれば、このような流れになると思うのだが、
実は、私はシーエフネッツ公認の不動産コンサルタントである。
おそらく、ブログの内容だけみれば、疑わしい方も多いと思うが、ご容赦頂きたい。
冒頭の話の主は先日、私が資産形成の相談を受けた方だったから、私の勘ピューターの不動産トラブルアラームが点灯したのである。
「もしかして、新築ワンルームってぇやつですかい?」
と、落語にでも出てくるような口調で私は質問をした。
「違います。」
と、返事が返ってきた。
「そうですか。なら、良かったです。」
私の勘もたまには外れることもある。しかし、今回は外れて良かった。私の思い過ごしである。
東京在住のこの方が、わざわざ大阪で新築を購入する目的もないはずだ。
「大阪市中央区の新築1LDKです。」
と、彼は軽快に答えてくれた。
「そうですよね。ワンルームじゃないですよねって、わ、わわわワンエルデーケー!?」
と、ここまで大げさなリアクションは取らないが、起きてはならないことが起きてしまった気がした。
購入動機を改めて聞くと、長期の税金還付と15年間の減額なしの家賃保証、買取価格保証までついたというのである。
「そもそも、利益が出る良い物件に対してわざわざ保証なんて付ける必要あります?相場で説明すれば納得できる話でしょう?」
という、私の問いかけに彼は、閃いた。
「やっぱり、騙されてます?色々親切に対応してくれる内に情が沸いちゃって。」
というわけだ。
実は、「税金還付」と「情」が出てくるところに悪徳業者の影が見え隠れする。
ひとりで悩まず電話して下さい。 |
「大阪の新築区分マンション儲かりまっか?と聞かれたら、
もう借り手いても収支真っ赤ですわ。略してもうかり真っ赤ですわ!と答えます。」
一瞬にして、電話口の向こうが静まりかえったのを感じた。。。
笑えない冗談とはこの事である。
「今から、銀座に行きますので相談乗ってもらえますか!?」
長い夜の始まりである。
つづく。
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●わたなべ日報● 発行人:渡辺章好
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