2014年1月27日月曜日

その交際費は、高債じゃないですか!?

「交際費って、これくらいなら大丈夫?」

クライアントの方からのご質問です。

そうです。確定申告のシーズンですから、経費についても質問を頂くことが増えてきました。

もちろん!私のご回答は、

「税理士に聞いて下さい。」

と、なります。

税理士法がありますから、迂闊に回答はできません。。。

しかしながら、前職時代は、税理士が社内にいましたので、実に様々な不動産所得に係わるトラブルの相談を橋渡しして、その解決までの工程を勉強させて頂きました。。。

だいだい、多いのは税務調査のお訪ねで、過剰な経費を指摘される事が、現在も日に日に増えております。

実際に、最近こんな記事がありました。

不動産所得、目光らす税務当局 徴収強化に本腰」
日経新聞 電子版 2013/9/2 7:00
7月以降、賃貸マンション・アパートなど賃貸不動産を持つ個人に税務署から2012年の不動産所得について文書で質問する「お尋ね」が相次いで届き、大きな波紋が広がっている。[続く]」


不動産所得を節税するために、実態とはつじつまの合わない、経費を出す人が実に多いわけであります。

叩けば、ホコリが出るので、叩かれると、、、。

一回叩かれて、要注意リストにでも入ったら、今後の税金対策にも影響が出てくるでしょう。

税務署に干される状態です。

まさに布団と同じ原理ですね。

先日頂いた質問も、ワンルーム1戸の不動産所得に、交際費25万って、、、

年々拡大している事業規模ならまだしも、収支のつじつまが合いません。。。

「他の不動産オーナー仲間に聞いたら、大丈夫って言われた」とか、、、

なべ「その方々、税務調査に合った事ありませんよね?」

先様「そうですね。」

なべ「それって、当てにできます?」

先様「できませんね。」

なべ「税務調査にあって認められなかったら、延滞税・重加算税だとか払わされた挙げ句に、干されるかもしれませんよ。」

先様「やめときます。」

確定申告の怖いところは、提出した際に認められたと勘違いしてしまうところです。

実際は、あとでチェックされて呼び出され、経費が否認されれば、追徴される仕組みなのです。

しかも、3年は遡って修正申告させられます。

もちろん、経費が漏れてたと税務署員の方から教えてもらえるケースなんて希の希の奇跡です。

そう考えると、不動産を節税目的と思い込んで、赤字計上、還付申告した人は、忘れたころにウン十万、ウン百万の追徴があることも、、、、。

背筋が凍りますね。

気の利いたギャグも思いつかないほどです。

できれば、老後まで資産形成したい方、ある程度の規模まで所有された方は、顧問とまではいかなくても、気軽に相談できる税理士とお付き合いされた方がいいでしょう。

実際に税務相談も安価で受けてくれる税理士サービスもあったりします。

くれぐれもご注意を、、、。
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●わたなべ日報● 発行人:渡辺章好 

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