2014年6月9日月曜日

土地活用は地元密着・地域定着だ

さて、私が担当窓口になり、現職のシーエフネッツの建築部門である南青山建築工房にて取り扱う今期最大の建て替えプロジェクトが具体的に進み始めました。

やっとこさここまできたという状況であります。

もちろん、始まったばかりなのでこれから色々な問題が起こる可能性はあるのですが、一歩前進あってのプロジェクトです。

始まったからには、後は体当たりで解決していきます!

約360坪が生まれ変わります。

今回の融資は、地元信金による取り組みとなります。

先日も、クライアント宅でご家族と信金の支店長、融資担当の方と座卓を囲んでの打ち合わせでした。

しかし、信金の支店長となるとオーラが違います。何と表現するのがいいか、一言でいうなれば渋いです。昭和の男という雰囲気で、藤田まことさんのような、、、バンカーというよりは刑事です。デカです。

それくらい、目が鋭いので、私の心の内まで見透かされているような気持ちになります。。。

しかも、我が社側は、私、独りです。。。

瞬間的に心細くなりましたが、こんな私も場数は踏んでいますので、見透かされ慣れております笑

不動産コンサルは優劣は場数で決まります。

こんな時の為に日頃からオープンハートに勤めております。腹の内に何か秘めていれば、そこでアウトです。

そんなわけで、相場の賃料はどうなんだ?商圏調査はどうなんだ?と基本的なヒアリングをされて回答をしているうちに、段々と地元の話題に話が移って行きます。

「このあたりは、スーパーがないんだよな。」

というひと言から始まり、それは、地理的に人の流れが出来ない事だとか、あそこのスーパーの朝市は、バナナが安くて高齢者に好評だとか、何時にはいつも行列が出来ているなんて事も、あそこの交差点のところに、あのチェーン店ができるなんて、スーパーの話だけなのですが、話が途切れる気配がありません。

クライアントご家族と信金さんの横で、私、閉口状態です。。。
かれこれ20分ほどの時が流れました。

恐るべし、地元力です。

我々の相場観はデータなどの客観的な根拠で裏付けをとっていきますが、今回のように、地元の人からすれば、生活の利便性や物価を感じるのは、あくまで肌感覚、庶民感覚になってきます。

銀座にオフィスがあるというのは、利便性はいいのですが、だからといって、地元からの依頼案件と言うものはほとんどありません。銀座ビルオーナーの組合なんかはありそうですが、古くから根付いている不動産業者の間に入り込んでいくのは難関です。

もちろん、銀座の肌感覚と、下町の感覚は、比べようありません。

土地活用を扱う不動産コンサルたるもの、両方の感覚を持つべし。ということでしょうか。

なんとなく、昔のテレビドラマで視た「はぐれ刑事 純情派」を思い出します。

私の目指すところは、「不動産コンサル 庶民派」ですね。

はぐれ刑事と言えば、藤田まこと、今回の融資信金の支店長は、藤田まこと似。

う~ん。偶然とは言え、深い世界が見えてきました!

ホンマに偶然か!?こじつけちゃうか!?とツッコミたくなった方・・・投票ください!


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●わたなべ日報● 発行人:渡辺章好 
※本ブログは、私の体験を元にしたフィクションです。
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